
青臭くて苦い青汁をなんとか美味しく飲もうと料理に混ぜたり、牛乳やジュースで割ったりと様々な工夫をされてる方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は青汁に合うドリンクをランキング形式でご紹介していきたいと思います。
なお、主原料別に分け、さらに原料100%のピュア粉末でテイスティングを実施しています。理由ですが、まず味に関しては、大麦若葉のようにお茶としても飲まれるような癖の比較的少ない原料と、ケールのようにキャベツ科の野菜とでは、まったく風味が異なるからです。また、ピュア粉末を採用したのは、フルーツ粉末や甘味料が加えられてそもそもそれなりに飲みやすくなっている青汁でやっても意味がないと考えたためです。
青汁に合う飲み物ランキング【ケール編】
ケールがたっぷり入った青汁でオススメなのが「ファンケル本絞り青汁ベーシック」です。ケールをそのまま味わうことができます。
1位:オレンジジュース ★★★★☆

オレンジジュースは適度な酸味と甘味を兼ね備えており、青汁の青臭さと苦味を緩和してくれます。とはいえ、ケールのクセが完全に消えるわけではなく、あくまでも「緩和」程度です。圧倒的に飲みやすくなるというよりは、香り・飲み口・後味の点で全体的に底上げされる感じでしょうか。オレンジジュースで割ってもマズくて飲めない場合は、同じ青汁でも「ケールを主原料としない青汁の選択」を視野に入れた方が良いでしょう。
2位:りんごジュース(+レモン汁) ★★★★☆

ジュースそのもの品質によっては、もしくはレモン汁を加えるなどの工夫次第では1位のオレンジジュースを上回る可能性があるのがりんごジュースです。酸味はオレンジジュースと比較すると不足しているので、ケールの青臭さを消すわけではないのですが、ケールの風味とリンゴの風味が意外とマッチします。それでもクセが気になる方はレモン汁をお好みで加えて頂ければ飲みやすくなるでしょう。
3位:緑茶 ★★★☆☆

緑茶とケールだと、やはりケールのクセが勝ってしまいます。しかし、緑茶の場合、フルーツジュースや牛乳と違い糖質やカロリーが高かったりするわけではなく、適量であればむしろ身体に良い飲み物なので、通常よりも多い量で割っても良いわけです。つまり、ポイントはケールに対して緑茶の量を多くすることです。そうすることで、ケールのクセもどんどん緩和されていきます。余計な糖質などを取らずに済むのでオススメのやり方です。
ミックスジュース ★★★☆☆

ミックスジュースの配合によってかなり変わってきますが、酸味が強いものと甘味が強いものの両方が配合されていれば飲みやすくなります。また、アセロラやクランベリーなど個性のあるフルーツが入っていると青臭さが消えやすくなります。
パイナップル ★★★☆☆

酸味や甘味があるフルーツなので良さそうと思ったのですが、イマイチの組み合わせでした。飲みにくくなるわけではありませんが、かといって飲みやすくなるわけでもありません。パイナップルとケールの味がうまくマッチしない印象です。
グレープフルーツ ★★★☆☆

グレープフルーツの強い酸味がケールの青臭さを消してくれるのですが、甘味が弱いため苦味が引き立つのが難点です。ただ、飲みにくいわけではなく、ハチミツやオリゴ糖を加えるなどのアレンジ次第では良いのではないでしょうか。
ぶどうジュース ★★☆☆☆

色からも美味しくはなさそうですが、実際の味もイマイチでした。独特の渋みがあるぶどうがケールのクセを打ち消すのではと期待しましたが、ぶどうの味がした後にケールの余韻が来る感じでうまく融合しない組み合わせとなりました。
レモン ★★☆☆☆

糖質が加わらないのは良いのですが、格別飲みやすくなるわけではありません。レモンの酸味がケールの青臭さを軽減はしてくれるものの、甘味がまったくない分、苦味が際立つのが難点です。はちみつやオリゴ糖などを加えると良いでしょう。
ココア ★★☆☆☆

抹茶チョコレートのようなイメージでココアが合うのではと考えましたが、ケールのクセは消えないことが分かりました。青臭さの強いケールではなく、お茶っぽい風味がある大麦若葉や桑の葉で試した方が良いでしょう。
牛乳 ★☆☆☆☆

牛乳の甘味がケールの苦味を緩和してくれるのですが、ケールの青臭さが引き立つため、非常に飲みにくいです。ミルクティーやカフェオレは好きでも牛乳単体で飲むのはそれほどという方は、牛乳っぽさも際立つため、控えた方が良い組み合わせです。牛乳は、青臭さが控えめな主原料と合わせましょう。
飲むヨーグルト ★☆☆☆☆

牛乳も混ざりにくいのですが、ヨーグルトは特に混ざりにくいです。ヨーグルトの風味がケールのクセを消してくれそうな印象ですが、実際はその逆で、お互いのクセを引き出し合う感じです。ココアや牛乳と同じく、ケール以外のクセが控えめの原料で合わせた方が良いでしょう。
豆乳 ☆☆☆☆☆

豆乳がもともと好きな方だと良いのかもしれませんが、ケールの青臭さが際立つ組み合わせでオススメできません。牛乳の項目でも触れましたが、抹茶豆乳ラテのような味を期待するのであれば、お茶っぽい風味のある大麦若葉や桑の葉が主原料の青汁で試した方が良いでしょう。また、混ざりにくいのも難点です。
青汁に合う飲み物ランキング【大麦若葉編】
大麦若葉が入った青汁でオススメなのが「べジパワープラス」です。栄養価が高く人気の青汁です。
1位:りんご(+レモン) ★★★★★

りんごの甘味が大麦若葉の苦味をキレイに包むため非常に飲みやすくなります。特に甘味が強めのりんごジュースで割ると良いでしょう。なお、後味に少しクセが残ります。それが気になる方はクセを消すキーワード「酸味」の強いレモンを加えることをオススメします。レモンを加えると青っぽさはほとんどなくなってしまうため、青汁の味はほぼなくなるといっても過言ではありません。これなら野菜が苦手な人でも無理なく飲めると思います。
2位:豆乳(+はちみつ) ★★★★★

豆乳を入れるとまろやかになり飲みやすくなります。ただ、後口で若干クセと苦味は残ります。そこでオススメしたいのが「はちみつ」を入れることです。はちみつを入れると、まさに「抹茶オレ」という感じでとても美味しいです。おそらく、言われなければ誰も青汁とは気が付かないと思います。豆乳もはちみつも身体には良いものですし、安心して楽しめるのではないでしょうか。抹茶が好きな方には是非お試し頂きたい組み合わせです。
3位:緑茶 ★★★★☆

そもそも大麦若葉が若干クセのあるお茶といった味なので、緑茶とはうまくマッチします。格段に味を変えてくれるわけではありませんが、青汁というよりは「少しクセのある緑茶」というようなイメージになります。緑茶の配分が大きくなっても健康面ではまったく問題ない(むしろ、緑茶には健康効果があります)ので、飲みやすさを追求するのであれば緑茶の分量を多めにしてください。甘いものが飲みたい気分ではなく、さっぱりとした味をお求めの時にオススメの組み合わせです
オレンジジュース ★★★★☆

ケールに比べてクセが少ない大麦若葉だと、酸味と甘味の強いオレンジジュースの方が圧倒的に勝ってしまい、単純にオレンジジュースを飲んでいるのとほぼ変わらない味わいとなります。オレンジジュースが好きな方であれば非常に良いと思います。
グレープフルーツ ★★★★☆

オレンジジュースと同様に、グレープフルーツの強い酸味が全面的に主張してくる味わいです。大麦若葉の青臭さは気にならず、青汁っぽさはほとんど感じません。夏場やさっぱりとしたい時にオススメの組み合わせです。
ヨーグルト ★★★☆☆

豆乳との相性が良かったので期待が高まっていましたが、ヨーグルトのような粘度の高いドリンクだと少し青臭さが強調される印象です。粘度を弱めるために牛乳や豆乳を入れるか、レモン汁を絞って酸味を加えると飲みやすくなりますよ。
青汁に合う飲み物ランキング【明日葉編】
明日葉の青汁でオススメなのは「ふるさと青汁」です。飲みやすくて人気の商品です。
1位:オレンジジュース ★★★★☆

この企画を通して、クセが強い青汁には「酸味」と「甘味」の揃ったオレンジジュースが効果的であることが分かってきましたので、期待していた組み合わせです。香りは、明日葉の薬草っぽさをほんのりと感じますが、それなりに抑えられており気にはなりません。飲んでみると見事に明日葉独特のクセが軽減されています。後味に少し草っぽい印象を受けますが、飲みにくいというほどではありません。少し青さが残ったオレンジジュースという風味で、これなら美味しく飲むことができるのではないでしょうか。青汁が苦手な方でも無理なく飲めると思いますよ。
2位:グレープフルーツ ★★★★☆

グレープフルーツの強い酸味が明日葉の独特のクセを軽減してくれることを期待して組み合わせました。結果は予想通り、香り・飲み口共に明日葉特有の草っぽい感じが大きく軽減されました。後味もグレープフルーツの酸味がしっかりとあり、スッキリと飲むことができます。オレンジジュースよりも甘さは減りますが、その分爽快さはこちらの方が上で、大人の味といったところでしょうか。そこまで甘さはいらないという方や、野菜が苦手という方にお勧めできる割り方です。少し甘みがほしい場合ははちみつやオリゴ糖をアクセント程度に加えてあげると良いでしょう。
3位:ぶどうジュース ★★★★☆

色からは期待できませんが、明日葉独特の香りはかなり軽減されています。期待して飲んでみると、ぶどうの味が強く明日葉の薬草のような風味はほんのりと感じる程度でした。通常、明日葉の青汁は飲んだ後も草っぽい感じが強く残るのですが、ぶどうの味がしっかりとカバーしてくれています。意外と明日葉とぶどう風味がマッチしており、驚きです。これなら、明日葉が苦手な方でも飲めるのではないでしょうか。なお、甘味が結構強くなるので、さっぱりとさせたい方はレモン汁を数滴絞ると良いでしょう。
りんごジュース ★★★☆☆

明日葉の独特の草のような感じが香り・飲み口共に若干残りますが、全体的に嫌な感じが軽減されるため飲みやすくなります。後味も割とスッキリしており、これなら美味しく飲めると思います。レモン汁を加えると、さらにさっぱりと飲むことができます。
緑茶 ★★☆☆☆

明日葉の薬草っぽい風味を緑茶がうまく消してくれないかと思い組み合わせました。しかし、結果的に明日葉の方が圧倒的に強いため、飲みやすくはなりませんでした。ただ、緑茶の場合は多めに配分しても健康面で問題ないので思う存分薄められる点では良いかもしれません。
豆乳 ★★☆☆☆

抹茶豆乳オレのようなイメージで組み合わせました。ややまろやかにはなりますが、明日葉独特の風味は軽減されず、後味で苦味が強く残ります。はちみつを加えると飲みやすくなりますが、やはり草っぽい感じは残ったままです。また、少し混ざりにくいのも難点です。
いかがでしたでしょうか。
味の感じ方については個人差があると思いますので、ぜひ気になった飲み方を試していただき、ご自身に合った飲み方を発見してくださいね!