青汁の基礎知識

青汁が初めての方(青汁初心者)のための羅針盤

初めて青汁を飲む方やまだ飲み始めて間もない青汁初心者の方が、楽しい健康的な青汁生活を送るために知っておいて頂きたい「青汁や健康の基礎知識」をご紹介します。

「せっかく青汁を飲んでいるのに効果がでない」
「青汁を買ったけれどマズくて続けれられない」

こういったことが起きないようにするためにも、今回の記事を参考にして頂ければと思います。

健康的な食生活とは!?

厚生労働省が推奨する食事バランス

昨今では、健康的な食生活を送るために様々な健康法が提唱されていますが、まずは何よりも基本の食事の栄養バランスを整えることが最重要です。

上のイラストは、厚生労働省と農林水産省の食事バランスガイドを基に作成した「1日の食事目安」。

副菜は主食の次に重要な位置づけとなっており、1日に5皿程度の野菜料理を摂取することが推奨されています。

現代人は慢性的な野菜不足

野菜の目標摂取量:1日350g(緑黄色野菜120g+淡色野菜230g)
栄養素 タンパク質 ビタミンA ビタミンB群 カルシウム マグネシウム
目標摂取量 50~60mg 700~900mg 1.2~1.5mg 650~700mg 290~350mg
平均摂取量 71mg 531mg 1.0mg 492mg 249mg

※厚生労働省の「栄養素等摂取状況」および「日本人の食事摂取基準」より独自の基準で算出。引用をご希望の方はこちらをご覧ください。なお、ビタミンB群はビタミンB1・B2・B6の数値を採用しています。

野菜だけが必要なのではなく、あくまでも全体のバランスが重要です。しかしながら、現代人は慢性的な野菜不足に陥っているため、結果的に、いかに意識して野菜からビタミンやミネラルをしっかりと補給できるかということが健康維持において重要な課題となっているのです。

実際に、厚生労働省では野菜の目標摂取量を「1日350g」と設定しているのですが、日本人の平均野菜摂取量は「1日250g程度」となっているため、すなわち、多くの日本人が1日100gほど野菜不足であることがわかります。

さらに、主菜の栄養素であるタンパク質は食の欧米化が進んだこともあり充分に摂取できていますが、摂取したタンパク質を分解し、さらに筋肉に変換するときに必要なビタミン・ミネラルに関しては不足していることが読み取れます。これには、前述した野菜不足が大きく影響しているのです。

これらの事実からも、健康的な食生活を送るためには野菜不足の解消が重要だということがご理解頂けると思います。

青汁の役割とは!?

野菜不足の解消に効果を発揮するのが青汁

栄養素 青汁1杯 生野菜100g
食物繊維総量(g) 1.4 1.6
ビタミンA(μgRE) 151 123
ビタミンE(mg) 1.0 0.4
ビタミンK(μg) 115 41
主なビタミンB群(mg) 0.10 0.18
ビタミンC(mg) 18.9 23.7
カリウム(mg) 87 226
カルシウム(mg) 69 28
マグネシウム(mg) 13 11
鉄(mg) 0.42 0.39
亜鉛(mg) 0.28 0.20

※青汁1杯の栄養価は高品質な青汁の平均値から算出。生野菜は厚生労働省が推奨する緑黄色野菜と淡色野菜の比率に基づいて、五訂増補日本食品標準成分表を用いて算出。それぞれが独自調査によるデータです。引用をご希望の方はこちらをご覧ください。

健康的な食生活を実践するには野菜不足の解消(副菜の充実)が重要だということがわかりました。

そこで、この現代人の課題である野菜不足の解消に効果を発揮するのが青汁なのです。

先ほど、日本人は1日100gほど野菜が足りていないということをお話ししましたが、驚くべきことに、青汁1杯で生野菜100gに含まれる栄養素の多くを補うことが可能なのが上記表からも分かります。

青汁が野菜不足の解消に効果的であることが、納得いただけるのではないでしょうか。なお、青汁が野菜不足の解消に効果的な理由に関しては「青汁は野菜の代わりになる?野菜不足解消に青汁が最適な理由」にて詳しく説明していますので、併せてご覧ください。

初めての青汁選びのコツ

飲みやすい青汁から始めよう

青汁が野菜不足の解消に効果的であることは分かりました。しかし、どんなに体に良いものだとしても続かなければ意味がありませんよね。特に、初めて青汁を飲む方や、まだ飲み始めて間もない青汁初心者の方は、まずは飲みやすい青汁から始めるべきです。青汁と聞くと、真っ先に「まずい」「臭い」「のどごしが悪い」などというマイナスワードが浮かぶ方もいらっしゃると思います。ですが、中には「まるでお茶のようにごくごく飲める」「癖が全くない!」といった飲みやすい青汁も存在します。

飲みやすい青汁の選び方については「野菜が苦手な人でも飲める!「美味しい青汁」の選び方」と「青汁100社以上を調査!!「飲みやすい青汁」ランキング!!」の記事が参考になると思うので併せてご覧ください。

青汁を正しく飲みましょう

不足しているビタミン・ミネラルを青汁で補ってあげることで、様々な健康効果を期待することができます。

但し、青汁は薬ではないので即効性は期待できないと考えてください。そもそも、体の不調というのは食生活が乱れたらすぐに発生するものではなく、日々の積み重ねが次第に肥満や生活習慣病となって表れるものです。それと同様に、食生活の改善によって、体の調子がすぐに改善するとは限りません。

少なくとも1ヶ月、できれば3ヶ月以上は続けることが重要です。

それでもなお、なかなか効果を実感できないという方は「効果絶大!!成果の出る「青汁の飲み方」とは!?」を参考にしていただければと思います。

最後に、青汁はあくまでも野菜不足解消の手段の1つとして考えていただき、普段の食事を見直すことを大切にしてください。また、野菜だけを摂取すれば良いという問題でもないので、全体のバランスを大事にした上で、青汁を上手に活用していただければと思います。

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