青汁の選び方

青汁の「加熱処理vs非加熱処理」の真実

青汁は製造過程で加熱処理をする場合と加熱処理をしない(非加熱処理)場合があるのをご存知でしょうか。

多くの青汁は加熱処理が施されています。しかし、なかには「遠赤外線低温乾燥製法」「スプレードライ(噴霧乾燥)製法」「フリーズドライ(真空凍結乾燥)製法」といった、加熱をしないもしくは低温で乾燥させるという手法を用いている青汁があります。

ここでは、加熱処理と非加熱処理の青汁の違いについて説明していきたいと思います。

非加熱処理青汁は野菜の栄養を壊さない

加熱すると壊れるビタミンがある

青汁には熱に弱いビタミンが含まれています。したがって、加熱処理をすることで熱に弱い一部のビタミンが減少してしまいます。

熱に弱いビタミン ビタミンB群・パントテン酸・ビタミンC

しかし、非加熱処理の青汁の場合、熱に弱いビタミンも粉末に残るため、限りなく生の野菜に近い栄養素を摂取することが可能です。

また、ビタミン以外にも大麦若葉などに含まれる酵素(SOD酵素)は60度以上で壊れ始めるため、ビタミンと同様に熱に弱い栄養素になります。

加熱処理青汁にも栄養価は豊富に含まれる

壊れるといってもゼロになるわけではない

ここまでの話しを聞くと、非加熱処理の青汁を選んだ方が良いように思ってしまいますが、加熱処理青汁にも栄養価は豊富に含まれています。

まず、熱に弱いからといって、加熱をしたら栄養価がすべてが失われるわけではありません。

実際に、青汁メーカー100社以上を分析した結果、非加熱処理青汁の方が栄養価が高い傾向にあることは間違いないですが、大きな差があるわけではありません。また、加熱処理青汁にも非加熱処理青汁を上回る栄養価を持つ青汁は複数存在します。

そもそも青汁に含まれるビタミンは熱に強い

それでもなお、栄養価を重視したいのであれば「非加熱処理」の方が良いと感じるかもしれませんが、そもそも青汁に含まれるビタミンの多くは熱に強い脂溶性ビタミンです。

含有量 栄養素
多い 食物繊維・ビタミンA・ビタミンE・ビタミンK・鉄
普通 カリウム・カルシウム・マグネシウム・葉酸・ビタミンC
少ない ビタミンB群パントテン酸・亜鉛

※赤文字で表示している栄養素が熱に弱いビタミン

したがって、青汁の栄養含有量全体で考えた時に、加熱処理をしたからといって栄養価が大幅に減少するわけではありません。

前述した熱に弱い水溶性ビタミンであるビタミンB群・パントテン酸・ビタミンCは青汁にに多く含まれる栄養素(=青汁が得意な栄養素)ではありません。

なお、これは青汁を含めた野菜全般に言えることであり、ビタミンB群は動物性食品や納豆・玄米に多く含まれるもので、ビタミンCは果物からの方が摂取が容易です。

ホット青汁や料理などに活用しやすい

加熱処理をされた青汁は温めても栄養価が壊れにくいため、ホット青汁や料理などに活用しやすいというメリットがあります。

非加熱処理青汁の場合は温めて飲むと、パッケージに記載されている栄養価よりは減少してしまうというデメリットがあります。

加熱処理と非加熱処理のメリット・デメリット

処理方法 メリット デメリット
加熱処理 料理に活用しやすい 一部の栄養素が減少する
非加熱処理 栄養をまるごと摂取できる 料理に活用しにくい

これまでの話しをまとめると、非加熱処理の青汁の方が栄養価は高いと考えることができます。但し、大きな差があるわけではなく、青汁に多く含まれる栄養素(=青汁が得意な栄養素)はすべて熱に強いビタミンなので心配する必要はありません。

また、加熱処理の青汁の場合は温めても栄養価が壊れにくいので料理に活用しやすいというメリットがあります。

何よりも栄養成分を確認することが重要

加熱するか否かという判断は高品質な青汁を製造する上で1つの要素に過ぎません。そもそもの野菜の質が低かったり、添加物が多く含まれていたりすると、非加熱処理だとしても青汁1包当たりの栄養価は低くなってしまいます。

結局のところ、最終的に粉末にした状態で栄養価がどれぐらい残っているのかということが何よりも重要です。

その上で、非加熱処理の青汁であれば常温で飲むようにすれば良いですし、加熱処理の青汁であれば温めて飲んだり料理に使ったりと、加熱処理と非加熱処理の青汁を上手に活用して頂ければと思います。

なお、飲みやすくて栄養価も豊富な青汁を探している方は「青汁総合評価ランキング」を参考にして下さい。

また、栄養価が高いかどうかを判断する方法はこちらの記事を参考にして下さい。

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