青汁の選び方

青汁選びが上手になる!正しい「栄養成分表示の見方」とは?

「結局のところどれぐらい栄養がとれるの?」

青汁の販売サイトを見ていると様々なPRがされています。

土壌からこだわって無農薬で栽培しています!」
「健康な野菜を育てるためにミネラル農法を採用!」
「野菜を5つブレンドして完璧な栄養バランスを実現!」
特殊な技術で野菜を丸ごと粉砕!栄養成分を逃しません!」
低温加熱処理で熱に弱いビタミンもしっかり残します!」

どれも高品質な青汁を作るための素晴らしい企業努力だと思います。しかし、結局は青汁粉末から、どれぐらいの栄養成分を摂取できるのかということが最も重要です。そこで、今回は栄養成分表示の見方を紹介していきたいと思います。

栄養成分が平均値より高い青汁を選ぶ

青汁ライフでは青汁メーカー100社以上の商品について、1包当たりに含まれる栄養素の平均値を算出しています。この平均値より高ければ栄養豊富で高品質な青汁である可能性が高まると言えるのです。
実際、人工甘味料や保存料などの各種添加物が多く含まれている青汁は、平均値よりも軒並み低い結果が出ており、逆に冒頭で触れた様々なこだわりを持ち、比較的ピュアな粉末(添加物が少ない粉末)に仕上げてる青汁は、平均値よりも栄養素が高い傾向にあります。

栄養素 青汁メーカー
平均値
食物繊維総量(g) 1.2
ビタミンA(μgRE) 57
ビタミンE(mg) 0.3
ビタミンK(μg) 60
ビタミンB1(mg) 0.01
ビタミンB2(mg) 0.03
ナイアシン(mgNE) 0.18
ビタミンB6(mg) 0.03
葉酸(μg) 12
パントテン酸(mg) 0.05
ビタミンC(mg) 4.6
カリウム(mg) 86
カルシウム(mg) 35
マグネシウム(mg) 7
鉄(mg) 0.45
亜鉛(mg) 0.09

※青汁メーカー100社以上の1包当たりに含まれる栄養素の平均値を表示(こちらのデータは必要に応じて定期的に更新いたします)

上の表を材料に、購入を検討している、あるいは既にご飲用されている青汁の栄養成分が高いのか低いのか、比較検討していただければと思います。

なお、野菜には個体差があります。また、時期によって野菜の出来も異なります。したがって、極端な話、1包毎に栄養成分の含有量は違うと考えて下さい。もちろん、大幅に変わることはあまりないと思いますが、多少の変動はあるので、平均値と比べた際の誤差については気にする必要はありません。ザックリ平均値より高いか低いかを確認するようにして下さい。

また、飲みやすくて栄養価も豊富な青汁を探している方は「青汁総合評価ランキング」を参考にして下さい。

特に重点的にみるべき栄養素

すべての栄養成分を確認するのが面倒だという方は、こちらの8種類の栄養素を重点的に見るようにしましょう。

「ビタミンA・ビタミンE・ビタミンK・葉酸・ビタミンC・カリウム・カルシウム・マグネシウム」

青汁(というよりも野菜)にはビタミンB群が少量しか含まれておりません。したがって、青汁毎に差が出ることは少なく、仮に多く含まれているとしても、「青汁にしては」多いというだけであり、他の食品などと比較すると少量です。

また、食物繊維に関しては青汁メーカー毎に差が出にくい栄養素です。食物繊維は青汁の質というよりは、粉末化する際に根っこや茎などの繊維質部分まで利用するかどうかという点が大きく影響しています。他にも、難消化性デキストリンなどが多く含まれている青汁は食物繊維が多くなる傾向がありますが、いずれにしろ、メーカー毎の差が出にくいことに違いはありません。

そこで、注目したいのが上記で挙げた8種類の栄養素です。これらの栄養素は青汁(=野菜)に多く含まれており、高品質な青汁とそうではない青汁で大きく差が生じます。例えば、ビタミンAに関しては1包で1日に必要な量の20~30%をカバーできる高品質な青汁もあれば、1日に必要な量の1%未満しか含まれていない低品質な青汁もあるのです。

ビタミンA・ビタミンE・ビタミンKは熱に強いビタミンのため、加熱処理などの製造過程で大きく失われるリスクは低いです。そのため、一包あたりの含有量が少ない=シンプルに野菜の質が低い、もしくは甘味料・調整剤などが多く添加されており青野菜の含有量が少ないという可能性が高いと判断できるのです。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルは土壌や肥料の質と関係性が高いと言われています。土づくりからこだわった野菜が使われていれば、ミネラルの数値も平均より高くなっていることでしょう。

なお、完全無添加で栄養価も高い青汁としてオススメなのは「神仙桑抹茶ゴールド」です。

栄養成分表示の見方【番外編】

ビタミンやミネラルが表示されていない場合

表示義務がないため、栄養成分表示にビタミンやミネラルが細かく記載されていない青汁も数多く存在します。そういった青汁の良し悪しを見抜く手法はこちらの記事を参考にして下さい。

>>栄養がたっぷり!「高品質な青汁」を選ぶ3つのポイント

合成ビタミンが含まれている場合

合成ビタミンが添加されていると、野菜による天然の栄養素を凌いで合成ビタミンによる栄養素が大半を占めるというのは良くある話しです。合成ビタミンが多く含まれているかどうかを見分ける方法は、こちらの記事を参考にして下さい。
>>まるでビタミン剤!?「合成ビタミン青汁」に騙されない方法

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