青汁の効果・効能

青汁にプリン体が多いは嘘!青汁が痛風に効果的な理由

高尿酸血症や痛風の原因となるプリン体。プリン体の少ない食事を心掛けている方も多いのではないでしょうか。高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインでは「1日400mgを目安にしたプリン体の摂取制限」が示されています。

体内にあるプリン体の8割は自己産生されたものであり、食事による影響は全体の2割程度となっています。2割とはいえ影響はあるため、食べ物からのプリン体の摂取を減らすように心掛けなければなりません。

プリン体が多い食材とは?

食べ物に含まれるプリン体が多いか少ないかを考える時に食品100g当たりにプリン体がどれだけ含まれているかが指標になっています。

100g当たりに含まれるプリン体が300mg以上の場合にプリン体多い食材と定義づけられており代表的な食材は鰹節・干し椎茸・鶏レバーなどが挙げられます。

100g当たりのプリン体含有量が300mgを超える上3つの素材に比べるとケールや大麦若葉の粉末はそれほど多くないといえるでしょう。実際にプリン体含有量が100mg以下の場合はプリン体が少ない食品と言われています。

食材 プリン体含有量
100g当たり
鰹節 493.3mg
干し椎茸 379.5mg
鶏レバー 312.2mg
ケール粉末 40.2mg
大麦若葉粉末 88.5mg

プリン体が多い食材の罠

100g当たりのプリン体含有量は1つの指標にはなりますが、それだけでは不十分です。なぜなら、100g食べる可能性がある食材と100g食べる可能性は極めて低い食材があるからです。

例えば、前述した例だと、鶏レバーを100g食べることは充分にあり得ますが、鰹節を100g食べる可能性は非常に低いです。普段、パラパラとかかっている鰹節は数グラムしかありません。同様に1個当たりの重さが3g前後の干し椎茸を100gも食べることはなかなかないでしょう。

つまり、実際に何グラムの量を摂取する可能性があるかということが重要なのです。

では、青汁はどうでしょうか。小分けされたスティックタイプの青汁であれば1包当たり3g前後のことが多いため、1日で100gも摂取することはあり得ません。

そこで、青汁1杯150ml(粉末3g+水)と考えた場合のプリン体は下記のようになります。

ドリンク(150ml換算) プリン体含有量
ケール青汁 1.2mg
大麦若葉青汁 2.7mg
ビール 7.5mg(1缶の場合17mg)

以上のように青汁1杯当たりのプリン体含有量は決して多くありません。

お酒が好きな人であればビールを1日に3缶飲んでしまうとプリン体は51mgとなるので良くありませんが、青汁の場合は1日3杯飲んでもプリン体は3~8mg程度なのでまったく心配がないと考えられます。

ちなみに、青汁にプリン体が多いと誤解される理由は、食品100g当たりにプリン体がどれだけ含まれているかという指標に従えば、下記のようにビールよりもプリン体が多く含まれているように見えてしまうからです(前述したように実際には青汁一杯に粉末が100gも使われません)。

ドリンク(100g換算) プリン体含有量
ケール粉末 40.2mg
大麦若葉粉末 88.5mg
ビール 5.0mg

食品100g当たりにプリン体がどれだけ含まれているかという指標だけに頼るとこのような誤解を生まれることがあるので注意しましょう。

なお、1点だけ注意しなければならないのが、クロレラやスピルリナが主体の青汁は飲まない方が良いということです。クロレラは100g当たり「3182.7mg」、スピルリナは100g当たり「1076.8mg」と非常に多くのプリン体を含んでいます。

したがって、高尿酸血症や痛風の方はクロレラやスピルリナを多く含む可能性がある青汁は控えるようにしましょう。

また、なるべく添加物の少ない青汁を選ぶようにしましょう。青汁の中には飲みやすくするために大麦若葉やケールなどの野菜以外に多くの甘味料が添加されることがあり、場合によってはプリン体が高く痛風にはマイナスの可能性があります。

青汁が高尿酸血症や痛風の方にオススメできる理由

尿酸値を下げるのに効果的な栄養素が多数

前述したように青汁はプリン体の含有量が少なく、影響は少ない食品だとわかりました。それどころか、青汁は高尿酸血症や痛風には効果的な食品です。

痛風には尿酸が尿酸塩になるのを防ぐ「ビタミンA」、尿酸の排出を促す「ビタミンC」、腎臓での尿酸のろ過をする「カリウム」、などの栄養素が効果的だと言われています。

青汁の主原料として良く使われるケール・大麦若葉・明日葉・桑の葉にはこれらの尿酸値を下げるのに効果的な栄養素がバランス良く含まれています。

栄養素 ケール
1杯
大麦若葉
1杯
明日葉
1杯当たり
桑の葉
1杯当
不足量
ビタミンA(μgRE) 91 59 85 110 200~400
ビタミンC(mg) 5.3 2.1 3.4 4.3 5.0~15.0
カリウム(mg) 79 88 93 75 0~200

※独自調査によるデータです。引用をご希望の方はこちらをご覧下さい。

尿酸値を下げるのに効果的な栄養素であるビタミンA・ビタミンC・カリウムは日本人が不足しがちな栄養素です。国民栄養調査結果等を参考に不足している栄養素の量を算出するとビタミンAが200~400μgRE、ビタミンCが5~15mg、カリウムが0~200mgなのですが、青汁を2~3杯飲めば尿酸値を下げるのに効果的な栄養素の不足分をほとんど補えることがわかります。

このことからも高尿酸血症や痛風の改善に効果的であることがわかります。

なお、クエン酸も痛風には効果的な成分だと言われています。クエン酸が豊富な食材といえば「レモン」ですが、レモンは青汁と相性が非常に良いです。青汁にレモンを絞って飲んで頂くとより効果的だといえるでしょう。

青汁が尿をアルカリ化する

尿酸値が高い人は、尿の酸性度が高くなってしまう傾向があります。尿酸は酸性の液体に溶けにくいという性質があるため、尿の酸性度が高くなってしまうと尿酸が尿に溶けにくくなり、尿酸が体外に排出されにくくなります。したがって、尿をアルカリ化することが重要です。

野菜の多くは尿をアルカリ性に傾ける作用を持っているため、青汁は高尿酸血症や通風の方には有効的だと考えられます。なお、肉や魚やアルコールなどは尿を産生に傾ける性質があるので注意して下さい。

また、単純に水分を多くとって尿を出すことも重要なので、青汁を含め、糖質などが少なく、アルコールも含まれていない飲料を積極的に飲むようにしましょう(目安は1日2リットル以上です)。

青汁が内臓脂肪の減少が痛風の改善に効果的

内臓脂肪が蓄積されていると尿酸の産生を促進するため尿酸値を上げてしまいます。そこで、食生活の改善が重要になってくるのですが、例えば、明日葉に含まれる特有成分のカルコンには下記のように内臓脂肪の減少作用があるという結果が出ています。

明日葉の内臓脂肪減少作用

メタボリックシンドロームの該当者および予備軍の成人9名に明日葉の青汁(カルコン12mg分)を8週間摂取したところ、腹部内臓脂肪面積が平均25.5cm2減少しました。さらに、被験者9名のうち5名が血糖値、4名がHbA1c、8名がLDL-コレステロール値の低下が確認できました

桑の葉やケールにも同様にダイエット効果があるという報告があります。

桑の葉のダイエット効果

74名の成人男女が桑の葉エキスおよび粉末を食事前に摂取した場合(3ヶ月間)にどのように影響を及ぼすかを実験。その間は特別な運動や食事制限を一切行わずに普段通りの生活を送ることが条件となっています。 その結果、女性は約50%・男性は約30%の確率で体重が1kg以上減少し、女性は約60%・男性は約30%の確率でウエストが2cm以上減少しました。

ケールの中性脂肪減少作用

ケール粉末の摂取は、血中中性脂肪値がやや高めの人の血中中性脂肪値を低減させること、その有効量は7g以上であることが明らかになった。

以上のように青汁の原料にはダイエット効果や内臓脂肪を減少させるという実験結果が出ています。

痛風はそもそも食生活の乱れが原因でなる病気です。脂肪分や糖分を控え、野菜をしっかりと摂取すれば徐々に改善されていきます。青汁を通して健康的な食生活を送りながら、高尿酸血症や痛風の改善を促して頂ければと思います。

※参考:(財)痛風研究会「痛風予防のA・B・C」金子希代子著 薬事日報社

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