
背中に発生したニキビがなかなか治らなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。特に夏場は露出も多くなるため、早急に対処したい問題ですよね。
背中は皮脂や汗の分泌が多く、さらに皮膚の角質層が厚いためニキビが発生しやすい環境にあります。そのため治りづらく、繰り返し発生してしまいがちです。
今回はそのような厄介者である背中ニキビの改善に、青汁が効果的な理由を解説していきます。
背中ニキビができる原因
背中ニキビは、皮脂の過剰分泌によって発生します。皮脂の分泌が増加する理由は1つではなく、様々な原因が複合的に作用しています。

原因をカテゴリー別に分けると、「睡眠不足」「肌の乾燥」「精神的な苦痛」などによるストレスと、「糖質や炭水化物の過剰摂取」や「食生活の乱れ」といった食生活にまつわる環境という二つに括ることができます。
これらの原因を取り除いてあげることが背中ニキビの改善に繋がるのです。
背中ニキビに青汁が効果的な理由

背中ニキビを改善する方法として、スキンケアなど外からのアプローチと、食生活を整えるといった体内からのアプローチの二つがあります。
応急処置として外からのケアを取り入れるのももちろん必要ですが、ニキビの発生サイクルを断ち切って再発を防止するためにも、食生活を整えて体の中からケアをしてあげることが最も重要です。
では、体の中からのケアをどのように行えば良いのでしょうか。先述しましたが、良質な睡眠、肌質改善、栄養バランスの摂れた食事、精神的ストレスの緩和など、様々な要因が複合的に絡み合っており、これを個別に対策するのは大変ですよね。そこで効果的なのが青汁です。青汁に含まれている成分がどのようにこれらの問題を総合解決してくれるのか説明していきましょう。
睡眠不足に青汁が効果的な理由

睡眠不足の解消には、青汁に含まれる「カルシウム」と「マグネシウム」が効果的です。
睡眠不足にはいろいろな原因がありますが、カルシウムとマグネシウムには精神を安定させる働きや神経の興奮を抑える働きがあるため、神経が高ぶることで目が冴えてしまいなかなか寝付けない、という場合にオススメです。
また、ケールを主原料とする青汁には睡眠を促す「メラトニン」が含まれています。睡眠不足や眠りが浅いと感じている方は、カルシウム・マグネシウム・メラトニンが含まれるケール青汁を選ぶと良いでしょう。
ケールがたっぷり入った青汁でオススメなのが「ファンケル本絞り青汁ベーシック」です。ケールをそのまま味わうことができます。
肌の乾燥に青汁が効果的な理由

乾燥肌には、青汁に含まれる「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」「食物繊維」が効果的です。
ビタミンA・C・Eには肌の免疫力を高めてニキビを防ぐ作用があり、食物繊維は肌荒れの原因となる腸内環境を整えてくれます。
また、ビタミンA・C・Eには細胞の若返りを促進してくれる抗酸化物質が含まれているため、ニキビの改善を含めた美肌効果やアンチエイジング効果が期待できます。
精神的な苦痛に青汁が効果的な理由

精神的苦痛などから来るストレスには、青汁に含まれる「カルシウム」「マグネシウム」「ビタミンC」が効果的です。
カルシウムとマグネシウムには前述したように精神を安定させる作用があり、ビタミンCにはストレスを抑制するホルモンの生成を促す作用があります。ビタミンCは自律神経失調症の薬として服用されることがあるほどです。
糖質や炭水化物の過剰摂取に青汁が効果的な理由

糖質や炭水化物を多く含む食品は、血糖値を急上昇させることがあります。
血糖値が急上昇すると男性ホルモンを刺激してしまい、皮脂の過剰分泌を引き起こします。
青汁には食物繊維が多く含まれるため、血糖値の上昇を緩やかにする作用があります。したがって、食事前に青汁を飲んでおくと、その後に食べる糖質や炭水化物による血糖値の上昇を抑制してくれるのです。これが、皮脂の過剰分泌の抑制にもつながるというわけです。
食生活の乱れに青汁が効果的な理由

食生活の乱れは背中ニキビの原因になる皮脂の過剰分泌に直結します。
現代人は、「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」などの3大栄養素を過剰に摂取し、それらを効率よくエネルギーや筋肉に変換するのを助ける「ビタミン」「ミネラル」が不足している状況にあります。
ビタミンやミネラルが不足すると脂肪分がうまく燃焼されないため皮脂の分泌を増加させてしまいます。
そこで、有効的なのが青汁です。下記のように青汁には一般的な野菜と比べても非常に多くのビタミン・ミネラルを含みます。

※野菜平均=キャベツ・人参・ほうれん草など一般的な野菜12種類を粉末化した場合の平均データ
※独自調査によるデータです。引用をご希望の方はこちらをご覧下さい。
ビタミン・ミネラルが不足する状況を作らないことこそが皮脂の過剰分泌を抑えてくれるのです。
以上のことから、青汁には背中ニキビ発生の直接的な要因となる皮脂の過剰分泌を抑制する効果があるといえるでしょう。
背中ニキビに最大限の効果を発揮する青汁の飲み方
青汁を豆乳で割って飲む

豆乳の原料である大豆にはイソフラボンというポリフェノールが含まれます。ポリフェノールは体内で女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするため、背中ニキビの改善への効果が期待されます。
豆乳は青汁をまろやかにするので味の面でも相性は良いです。なお、豆乳はなるべく糖質が添加されていない無調整のものを選びましょう。
青汁にレモンを絞って飲む

背中ニキビの改善にはビタミンCが大変効果的であることをお話ししましたが、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類にはビタミンCが豊富に含まれます。
青汁にレモンを絞ることで、青汁独特の青臭さを軽減することもできるので、味の面でも相性はバッチリです。
青汁にオリゴ糖を入れる

背中ニキビを発生させないためには腸内環境を整えることが重要だとお話ししましたが、オリゴ糖は腸内で善玉菌のエサになってくれるため整腸作用があります。
青汁には苦味があるものが多いため、オリゴ糖を入れると苦味が緩和され、野菜が苦手な方も飲みやすく仕上がります。豆乳やきなこなどの大豆製品にもオリゴ糖が含まれているので、プラスして取り入れると効果的ですね。
ヨーグルトに青汁粉末を入れる

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は善玉菌の一種なので、オリゴ糖と同様に整腸作用があります。
いつものヨーグルトに青汁をプラスして、青汁ヨーグルトにしてはいかがでしょうか?さらに、美肌に効果的なビタミンCや、善玉菌を増やすのを助けるオリゴ糖を一緒に加えると、プラスアルファの効果が得られておすすめです。
青汁と合わせて対策したいこと
青汁で体内からケアをしつつ、併せて取り入れたい外からのケアをご紹介いたします。
・背中を清潔に保つ(洗い残しがないように)
・シャンプーやリンスをしっかり洗い流す
・髪の毛が直接背中に触れないようにする
・保湿ケアをする
・汗をかいたらこまめに拭く
・パジャマ・シーツは清潔にする
最後に
青汁はあくまでも栄養バランスを整えるための手助けをする食品です。
青汁だけを飲んでいれば背中ニキビが治る、というわけではありません。普段の食生活を見直すことを何よりも大切に、青汁をうまく活用して背中ニキビの改善を促進して頂ければと思います。